イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛


普通じゃない人。


一緒にいるだけで、ほとんどの女の子から白い目で見られるし。


友達はできないし。


普通の恋からは、どんどん遠ざかってる。



それなのに、この手を振りほどけない。



――『守らせろって言ってんだけど』



命令口調で言われた言葉。

髪先に落とされた、唇。


それが私の胸を、さっきからずっと揺さぶっていた。


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