イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛


「とーるに教えてもらえば?って思ったけど、とーるは勉強人に教えるの下手だからな…」


私はうんうん、と思わず真顔で頷く。

会長が人に勉強を教えている姿なんて、一切想像つかない。


「そーすけだな、適任は」

「いやいや、悪いです、大丈夫です」

「そーすけ教えるのうまいよー?ちょいスパルタだけど」

「スパルタ…?」

「アホに免疫がないからさ。でもま、未来ちんなら大丈夫でしょ!」

「待ってください!ちょっと自信ないかもです」

「いいからいいから、決まりっ!そーすけには言っとく!」


そして、今、だ。

< 147 / 432 >

この作品をシェア

pagetop