イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛

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副会長の鬼指導のおかげで、中間試験は赤点をとらずにすんだ。


進学するつもりがないからといって、勉学をおろそかにし過ぎていたな、と、反省しているうちに次の試験はやってくる。


期末試験まであと１週間…。

私たちの制服も、完全に夏のカッターシャツになっていた。


…それにしても中間と期末のあいだって、なんでこんなに短いんだろう。


「とにかく、今回は副会長のお世話になるわけにはいかないので、私は勉強、頑張ります」


１日の授業を終えて、教室で帰り支度をしながらきょうちゃんと森川に言うと。


２人は、はいはい、と頷きながらも。


「なんで？」

きょうちゃんが聞いてくるので、私は真面目に答える。


「…よく考えてみれば、生徒会の皆さんって３年なんだよね」