イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛
俺の連絡先を登録している未来を見下ろして、俺は言った。
「…勉強、1人でやるんだろ」
塾にも行っていないくせに、俺たちに気をつかって家で1人で勉強するなら。
「分かんねーとこあったら、連絡すれば」
他の男に聞かれても、たまんねーし。
まあでも、宗介なら、いいか。
「宗介の方よかったら、宗介の連絡先教えるけど」
一応、そう言っておくと。
未来は予想外にも首を横に振る。
柔らかそうな頬が、ほんのり色づいていた。
そして、長い睫毛を伏せて。
「会長が、いいです」
そんなことを呟くので、俺は思わず目を見開く。