イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛


会長は少し目を伏せて、大人しくそれを一口食べた。


「お、おいしいですか…?」

「うん」


なにこの拷問。


火を噴くような恥ずかしさに絶えてもう一度、カップのアイスをすくおうとした時。


会長の綺麗な顔がぐっと近くなって。


いともたやすく。


キス、されていた。



会長の唇は、少し熱を持っていて、甘い。


「………、」


唇が離されても、固まったまま動けない。


「ごめん、我慢できなかったわ」

「いえ…」

「いえ…って、もっとしていいの?」

「え?!あ、だめです!だめです!風邪うつりますし!!」


正気に戻った私が慌てて言うと、会長は飄々とした顔で。


「こんなキスじゃうつんねーから」


こんなキスってなに?!

キスはキスで、キスですよね?!


うつりますよね!

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