イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



少し憤りながらトイレに向かう途中で、遠くを歩く流奈さんと目が合った。


「未来ちーん!」


小さな背でぴょんぴょん飛び跳ね、両手を大きく振る流奈さん。


天使は体操服でも天使…!

私も元気よく手を振り返すと。


「玉入れ!気を付けてねー!!」


爽やかな笑顔で言われる。


どいつもこいつもちくしょう、と私は半泣きで走りだした。


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