イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛


そっか、3日間、いらないんだ。


明日は…水曜日だから、修学旅行は金曜日まで。

週末を挟むから…次に会えるのは来週になる。


そう考えてから。


会える、ってなんだ、会える、って!

会う、の間違い、会う、の間違い!


「未来、食ったら教室戻るぞ。送ってくから」

「へ…?でもまだ時間…」

「きょうちゃんと森川くんに、修学旅行のこと言っとく」

「え?なんで2人に…?」

「お前はアホか?文脈読め」

「ぶんみゃく…?」


「だから、俺が不在の間だ、れ、が、お前の面倒見んだ?」


呆れたように言われて、こっちが呆れてしまう。


「…会長、私のこと何歳だと思ってるんですか」

「16歳と8カ月」


即答されて、私はボンッと赤くなってしまった。


基本データは調べ上げてるそうだから、私の誕生日くらい知ってるだろうけど、そんなに細かく言わなくてもいい!

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