イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛
待って待って待ち続けておばあちゃんになったらどうしよう…。
そのあいだに平気で他の女と結婚とかしそうだあの人は。
まだ待ってたのかアホか?なんて言いそうだあの人は。
しかもめちゃくちゃ恐そうなお父さんだった。
あのお父さんが納得してくれる日なんてくるのかな。
しかもお父さんの前から奪っちゃったし…。
次の予定も聞かずに…。
ああ、やっぱりやってしまった感満載…。
考えが巡り巡って頭を抱えていると。
「…でも会長は、1年も未来を見てたんだろ?」
森川に優しく言われた。
私は、こくんと頷く。
詳しいことは、分からないけど。
たぶん、それは本当で。
「今度は未来が、待ってあげなよ」
きょうちゃんにも微笑まれて、私はまた頷くしかない。