イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛
…サッカー部部長の横山、か。
同じクラスになったことはないものの、2年の冬にあいつが部長になってからは、部活動報告会でしょっちゅう顔を合わせていた。
状況が分からないので、そのままの姿勢で話の続きを聞くと。
『あの時さ、なんか俺が、顔だけで桜田さんのこと好きって言ってるみたいになっちゃったのかなって』
…なるほど。大体掴めた。
『なんか悪かったなって、思ってたんだけど』
『…全然、大丈夫です』
『うん、大丈夫だろうなって』
…穏やかじゃねーなー。