最強☆彼氏♂彼女♀

☆次の日☆




「せーんせっ!」


昼休み。


保健室のドアを開けるといつも通り自分の机でパソコンに向かっている先生がいる。


「いらっしゃい。なんだか元気ですね?」


椅子をくるっと回してこっちを見た先生は眼鏡をかけていて、髪の毛も…良く言うと無造作。


まぁ、つまり地味でボサボサな感じ。


白衣が綺麗にしてあるのがせめてもの救いって感じ?


目は悪くないのに先生は「あんまり素顔を見られたくないんです。」とか言って、アタシの前でもめったに眼鏡を外さない。


眼鏡を外した先生は…めっちゃくちゃかっこいい。


だからアタシは先生が眼鏡と髪で顔を隠してくれてて嬉しいんだけどね。


「ねぇ先生、クリスマスの日会える…?」


アタシは保健室のソファに座って、先生が出してくれた麦茶を飲みながら本題に入った。


「クリスマスの日は終業式ですよ?」


先生も麦茶を飲みながら、きょとん…と首を傾げた。


「だって終業式の日は午前授業だから昼間からとは言わないけど、夕方とかから。ど?」


「あー…」


納得したような表情になったあと、先生は机の上にある先生達がよく持ってるノートをペラペラめくった。


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