最強☆彼氏♂彼女♀
お店で話をしたり他の従業員の人の仕事してる所を見たりして、とうとう待ち合わせの時間が迫ってきた。
廉にぃが助手席に乗り込んだけど、アタシは緊張のあまりドアすら開けてない。
「どうしたの?」
「き、緊張して」
「大丈夫、自信もって!」
暁さんが肩を叩いてくれる。
う、笑顔が美しすぎる…
とりあえず廉にぃの車の後部座席に暁さんと並んで座った。
「咲良の彼氏に会うの楽しみだわ~」
隣の暁さんがそんなこと言うからさらに緊張。
きっと暁さんはアタシのか、かか彼氏が「高校の保健医」だなんて知らないんだろうなぁ…
「俺はあいつの反応が楽しみだ~」
廉にぃはただ面白がってるだけだ。
2人はにやにやしながらアタシを見てくるから、目を合わせないよう俯きながらこれからのデートのことを考えていた。