最強☆彼氏♂彼女♀
……だめ、考えすぎんなアタシ。
今日はクリスマス
せっかく先生と過ごす時間を、マイナス思考に邪魔されたくない。
アタシはいつのまにか俯いてた顔を上げた。
隣には大好きな人。
手、繋いでくれないかな。
………繋ぎたいよ。
「先生」
「なんでしょう?」
「えっ、と…」
アタシはなんとなく言葉にするのが怖くて
何も言わず先生の手を握った。
「…いい?」
「もちろん」
先生は笑顔で握り返してきてくれた。
ああ、もう何も不安がることはないんだ。
たとえ先生が本気じゃなくても
今、隣にいられるだけで。