最強☆彼氏♂彼女♀


先生は一応カモフラージュしないと、と言って眼鏡をはずした。


うん、授業してるときとはまったくの別人。


先生と喋りながら待っているとさっきとは違うお店の人が料理を持ってきてくれる。


アタシはそのおいしそうな料理に釘付けになって、ふと先生を見るとニヤニヤしていた。


・・・・だめだめ、せっかくの大人っぽい雰囲気がぶち壊しだよ。


そう思って料理から目を離すと、料理を運んできたお店の人がクスッと声を漏らすのが聞こえた。


「如月、お前、目ぇ輝かせすぎ」


よく見ると、同じクラスの坂城(サカキ)君だった。


何でここに・・・


・・・・・ってそれより先生が!!


先生のほうをチラッと見ると涼しい顔で料理に手をつけ始めていた。


まぁ、変に焦るほうが怪しまれるけど・・・


それにしたって落ち着きすぎじゃないの??





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