最強☆彼氏♂彼女♀


「如月に彼氏がいるとはな・・・」


アタシは先生から目を離して坂城君に向き直った。


先生があんなに普通にしてるのにアタシが焦ってどーする・・・がんばだアタシ。


「アタシのほうがびっくりしたよ。坂城君ここでバイトしてたの?」


「いや、今日と明日だけ。部活あるし夜だけやらしてもらってる」


「そっかぁ」


なんとか先生の方に話が向かないようにする。


先生のほうよく見られたらさすがにバレるかもしれないし・・・!


「あ、えっと、スープって自由に取りに行っていいの?」


「ああ、どこかわかるか?下なんだけど・・・」


「ちょっとわかんない・・・一緒に行ってもらっていい?」


「でも俺如月の男に興味が・・・」


「いーからっ!」


坂城君の腕を無理矢理引っ張ってアタシ達の席から遠ざける。


さ、作戦成功!




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