最強☆彼氏♂彼女♀
お店を出てさっきより輝きを増したイルミネーションに飾られた街を、先生と並んで歩く。
黙々と。
お店から出ても先生が醸し出す妙な雰囲気は消えてない。
先生とアタシの間にあるほんの少しの距離が寂しい。
さっきは手を繋いでドキドキしていたのに。
今はこんなにも寂しいよ。
何も話してくれない先生の心は図れない。
アタシ、隣にいるよ?
アタシに何かあるなら言ってくれればいい。
何も言ってくれないのが一番嫌だ…!
アタシの頭の中で
とうとうスイッチが押される音がした。