最強☆彼氏♂彼女♀
「アタシに魅力がないのかも…」
そう言った瞬間廉にぃが噴き出した。
「ちょ、廉にぃ汚いよ」
「咲良サン…いきなり何言うのあなた」
「だから、先生はアタシに魅力ないからちゅーとかしたくならないのかなぁ~って…」
はぁー…とため息をついた廉にぃ。なんか変なこと言った?
「そんなに言うなら試してみるか?」
「え?」
「彩瀬にだよ。俺が手伝ってやる」
そう言って意地悪そうに笑った廉にぃはいつになく楽しそうだ。
「詳しくは明日話すから。今日はぱっぱと風呂入って寝ときな。顔赤い」
「ぅー…」
アタシはこんなんでも体が弱い方で、よく微熱を出す。
「じゃあおやすみなさい」
そしてアタシは、帰り際先生に言われた通り、お風呂で体を温めて歯を磨いて寝たのだった。