キミの名前を呼びたい。
校内は文化祭モードに入っているため、教室はもちろん廊下も色々なものが置かれている。
その為足元もかなり狭い。
如月くんと2人で廊下を歩いている時だった。
「危ない!!」
と誰かの叫び声が聞こえたと同時に目の前が暗くなった。
ちゅ…
何か柔らかいものが唇に触れた。
恐る恐る目を開けると如月くんとキスして…ってキス!?
「すみません、大丈夫ですか!?」
「あ、はい大丈夫です」
どうやら立て掛けていたパネルが倒れてきたようで、如月くんが私の頭に手を置いてくれたおかげで転んでぶつけることはなかったけど、如月くんと私はパネルの下敷きになっていた。
「背中大丈夫ですか…保健室行った方が…」
「そうします、」