キミの名前を呼びたい。
助けた方がいいかな…でも、知らない人だし怖いな…
「ちょっと!しつこいです!」
「慣れてるんでしょ?そういうの」
2人の男の人に囲まれている。
助けた方が……いい、はず。
私は慌ててポケットからメモ帳を取りだした。
『私達この後店番あるので!!!』
真城さんの腕を掴み、男の人達にメモを見せる。
「は?おいちょっと!」
読み終わったと同時に走って逃げた。
比較的人の少ない所まで走ってきた。
「…なんでわたしを助けたの?」
なんで…そういえば何でだろう。
『何ででしょう?』
「は!?意味もなく助けたの!?」
『如月くんなら、そうするかなって』
真城さんはすごくびっくりしていた。