冷たい千景くんは10分だけ私の言いなり。
初めての触れ合い
女心はわからない side千景
(side千景)
「千景帰ろうぜ」
「おう。伊達はこれから塾か?」
「まあな。千景はまたバイトだろ」
今日の7時間目の最後の授業が終わると、すぐ前の席の伊達が振りかえった。
伊達は1年の頃から塾にかよっている。
俺はというと、これからバイトに行って3時間働いた後、家に帰ってすぐに勉強する予定だ。
塾に行きたいのはやまやまだけど、家計に負担はかけたくないしだいたい俺にそんな時間の余裕はない。
「なあ、千景さ、この間彼女大丈夫だったのか?」
ふたりで教室を出て廊下にでると、伊達がニヤニヤしながら尋ねてきた。
「またその話かよ」
ちょっとうんざりしたように返事をする。
伊達はしょっちゅう花の話題をふってくる。
どうやら、俺と花の関係が理解できないと言って興味津々みたいで。
「千景帰ろうぜ」
「おう。伊達はこれから塾か?」
「まあな。千景はまたバイトだろ」
今日の7時間目の最後の授業が終わると、すぐ前の席の伊達が振りかえった。
伊達は1年の頃から塾にかよっている。
俺はというと、これからバイトに行って3時間働いた後、家に帰ってすぐに勉強する予定だ。
塾に行きたいのはやまやまだけど、家計に負担はかけたくないしだいたい俺にそんな時間の余裕はない。
「なあ、千景さ、この間彼女大丈夫だったのか?」
ふたりで教室を出て廊下にでると、伊達がニヤニヤしながら尋ねてきた。
「またその話かよ」
ちょっとうんざりしたように返事をする。
伊達はしょっちゅう花の話題をふってくる。
どうやら、俺と花の関係が理解できないと言って興味津々みたいで。