冷たい千景くんは10分だけ私の言いなり。
実行委員長を誰にするかなかなか決まらなかったので、次回の委員会で話し合って決めるということになった。
実は私が推薦されるんじゃないかってヒヤヒヤだった。
過去にも私が理事長の娘だからって理由で、こういう重大な役を押し付けられたりすることが何度もあったから。
今回だってどうなることかと気が気じゃなかった。
私がそんな心配をしているなんて全然気づかない拓海くんは、呑気にこう言ってきた。
「今日委員長決まらなかったね。まあ誰かやりたい人がやってくれるよ」
「う、うんそうだね」
そうだといいけど、もし決まらなかったらまた私が推薦されちゃうんだろうな。
覚悟だけはしておいたほうがいいかな。
とはいえ、出来ればやりたくない。
もしも私が体育祭の実行委員長とかになれば、多分父は喜んでくれるんだろうけど。
「じゃあ一緒に帰ろうか。今日はうちの車に乗っていかない?家まで送るよ」
実は私が推薦されるんじゃないかってヒヤヒヤだった。
過去にも私が理事長の娘だからって理由で、こういう重大な役を押し付けられたりすることが何度もあったから。
今回だってどうなることかと気が気じゃなかった。
私がそんな心配をしているなんて全然気づかない拓海くんは、呑気にこう言ってきた。
「今日委員長決まらなかったね。まあ誰かやりたい人がやってくれるよ」
「う、うんそうだね」
そうだといいけど、もし決まらなかったらまた私が推薦されちゃうんだろうな。
覚悟だけはしておいたほうがいいかな。
とはいえ、出来ればやりたくない。
もしも私が体育祭の実行委員長とかになれば、多分父は喜んでくれるんだろうけど。
「じゃあ一緒に帰ろうか。今日はうちの車に乗っていかない?家まで送るよ」