冷たい千景くんは10分だけ私の言いなり。
お付き合い初日
私、彼に夢中です side花
(side花)
ルンルンルン。
今朝からずーっと頭の中は大輪の花が咲いているかのよう。
「花、大丈夫?ついに妄想爆発しちゃったの?」
ここは総合セレブリティコース2年1組の教室で1時間目の授業が終わったところ。
親友の鈴原ちえりちゃんが私に心配そうに話しかけている。
さっきから、昨日の件を説明しているんだけどなかなか信じてもらえない。
「妄想なんかじゃないよ、だからほんとに雨城くんとお付き合いすることになったんだってば」
「その話、何回聞いても怪しいんだけど。ほんとに大丈夫なの?」
「え?なにが?どこがあやしいの?」
「だって、1日10分だなんて。馬鹿にしてない?適当にあしらわれてるんじゃない?」
ちえりちゃんとは、幼稚園の頃からのつきあいなだけに私の性格をよくわかっている。
ルンルンルン。
今朝からずーっと頭の中は大輪の花が咲いているかのよう。
「花、大丈夫?ついに妄想爆発しちゃったの?」
ここは総合セレブリティコース2年1組の教室で1時間目の授業が終わったところ。
親友の鈴原ちえりちゃんが私に心配そうに話しかけている。
さっきから、昨日の件を説明しているんだけどなかなか信じてもらえない。
「妄想なんかじゃないよ、だからほんとに雨城くんとお付き合いすることになったんだってば」
「その話、何回聞いても怪しいんだけど。ほんとに大丈夫なの?」
「え?なにが?どこがあやしいの?」
「だって、1日10分だなんて。馬鹿にしてない?適当にあしらわれてるんじゃない?」
ちえりちゃんとは、幼稚園の頃からのつきあいなだけに私の性格をよくわかっている。