いつか咲う恋になれ
結局、スランプの原因は何だったんだろう。まさか私と小谷先輩の事を誤解して……ってそんな訳ないか。
私は真尋先輩の方をチラッと見る。受験前にスランプが治って良かった。
そして生徒会の仕事を始める。私は頼まれていたプリントをパソコンで作成して真尋先輩に渡した。
「OK。じゃあこの資料を先生に渡してきてくれる?」
「分かりました」
真尋先輩からプリントを受け取ると、そのまま周りに聞こえないくらいの小声で私に話しかけてきた。
「クリスマスの予定は?」
「えっクリスマスですか?まだ予定ないですけど」
「じゃあ空けといて」
「はい……えぇ!?」
言われた事を理解するのに少し考え込み、ようやく頭にピンときて思わず大きな声を出してしまった。
もちろん周りは私の声に驚き『何事?』とこっちを見ている。
「あっな、何でもないです。じゃあ職員室に行ってきます」
プリントを持って慌てて生徒会室を出た。
クリスマス、予定を空けててって事は…真尋先輩と一緒にいれるって事だよね。誘ってくれたんだよね?
嬉しさのあまり手に持っているプリントをくしゃっとしてしまったけど、そんな事にも気づかないくらい私は浮かれていた。
私は真尋先輩の方をチラッと見る。受験前にスランプが治って良かった。
そして生徒会の仕事を始める。私は頼まれていたプリントをパソコンで作成して真尋先輩に渡した。
「OK。じゃあこの資料を先生に渡してきてくれる?」
「分かりました」
真尋先輩からプリントを受け取ると、そのまま周りに聞こえないくらいの小声で私に話しかけてきた。
「クリスマスの予定は?」
「えっクリスマスですか?まだ予定ないですけど」
「じゃあ空けといて」
「はい……えぇ!?」
言われた事を理解するのに少し考え込み、ようやく頭にピンときて思わず大きな声を出してしまった。
もちろん周りは私の声に驚き『何事?』とこっちを見ている。
「あっな、何でもないです。じゃあ職員室に行ってきます」
プリントを持って慌てて生徒会室を出た。
クリスマス、予定を空けててって事は…真尋先輩と一緒にいれるって事だよね。誘ってくれたんだよね?
嬉しさのあまり手に持っているプリントをくしゃっとしてしまったけど、そんな事にも気づかないくらい私は浮かれていた。