いつか咲う恋になれ
「あっ紗倉だ。何してんの?」
一人で座っていると、安住ちゃんが私を見つけ隣に座ってきた。柳といい、今日は友達によく会うな。
「安住ちゃんこそ偶然だね」
「だね。私はバスケ部メンバーで遊びに来たんだ。紗倉は今日は美園さんと一緒って言ってなかった?」
安住ちゃんは優莉の姿をキョロキョロしながら探す。
「あ……優莉は今ちょっと席を外してて」
私は思いっきり苦笑いをしながらごまかした。そして今真尋先輩が戻って来ませんようにと願う。
「そうなんだ。じゃあ私行くわ。またね」
安住ちゃんは『メリークリスマス』と言いながら友達の元へと戻って行った。
「はい、どうぞ。さっき話してたのは友達?」
ジュースの買い出しから戻ってきた真尋先輩は私にジュースを渡すと隣に座る。
「ありがとうございます。さっきの子は友達です。見てたんですか?」
「うん。今は戻らない方が良いだろうなと思って離れたところから見てた」
ジュースを飲み終わると今度はゲームコーナーに移動した。UFOキャッチャーで可愛い猫のぬいぐるみを見つけ、真尋先輩に取ってもらった。
私が満足げに猫のぬいぐるみを見ていると、突然真尋先輩が私の手を取り『こっち』と言って走り出した。
何!?と思いながらも私は真尋先輩について行く。
一人で座っていると、安住ちゃんが私を見つけ隣に座ってきた。柳といい、今日は友達によく会うな。
「安住ちゃんこそ偶然だね」
「だね。私はバスケ部メンバーで遊びに来たんだ。紗倉は今日は美園さんと一緒って言ってなかった?」
安住ちゃんは優莉の姿をキョロキョロしながら探す。
「あ……優莉は今ちょっと席を外してて」
私は思いっきり苦笑いをしながらごまかした。そして今真尋先輩が戻って来ませんようにと願う。
「そうなんだ。じゃあ私行くわ。またね」
安住ちゃんは『メリークリスマス』と言いながら友達の元へと戻って行った。
「はい、どうぞ。さっき話してたのは友達?」
ジュースの買い出しから戻ってきた真尋先輩は私にジュースを渡すと隣に座る。
「ありがとうございます。さっきの子は友達です。見てたんですか?」
「うん。今は戻らない方が良いだろうなと思って離れたところから見てた」
ジュースを飲み終わると今度はゲームコーナーに移動した。UFOキャッチャーで可愛い猫のぬいぐるみを見つけ、真尋先輩に取ってもらった。
私が満足げに猫のぬいぐるみを見ていると、突然真尋先輩が私の手を取り『こっち』と言って走り出した。
何!?と思いながらも私は真尋先輩について行く。