いつか咲う恋になれ
テスト期間も終わり、通常の日常に戻った。そしてこれからまた忙しくなる予感……
『昼休み、生徒会室に集合せよ』
携帯の生徒会グループに宮原先輩からメッセージが届く。昼休みに集まるのは初めてだ。何かあるのかな?
昼休みになり、優莉と一緒に生徒会室へ向かう。中へ入ると、二年生コンビの小谷先輩と森野先輩が既に来ていた。
「二人ともテストお疲れさん」
小谷先輩が私達の方を向き、ニカっと笑う。森野先輩は何も言わず、少しだけペコっと頭を下げる。
「小谷先輩、テストの出来はどうですか?」
「うっ……それは聞かないで」
私が尋ねると、小谷先輩は絶望的な表情になり下を向いた。
「コタ、安心しろ。テストだけが全てじゃねぇぞ」
声のするドアの方を向くと、開けたドアに手をついてカッコつけている宮原先輩がいた。
ちなみに小谷先輩は先輩方や友達に『コタ』と呼ばれているみたい。
「ですよね〜敦士先輩。テストなんかで俺が分かってたまるかっての」
どよーんとしていた小谷先輩も復活して、宮原先輩に同調する。この二人は似た者同士で悪ノリを始めるとなかなか止まらないのが欠点だ。
私と優莉、森野先輩は我関せずとばかりに二人の悪ノリが終わるのを静かに待つ。
『昼休み、生徒会室に集合せよ』
携帯の生徒会グループに宮原先輩からメッセージが届く。昼休みに集まるのは初めてだ。何かあるのかな?
昼休みになり、優莉と一緒に生徒会室へ向かう。中へ入ると、二年生コンビの小谷先輩と森野先輩が既に来ていた。
「二人ともテストお疲れさん」
小谷先輩が私達の方を向き、ニカっと笑う。森野先輩は何も言わず、少しだけペコっと頭を下げる。
「小谷先輩、テストの出来はどうですか?」
「うっ……それは聞かないで」
私が尋ねると、小谷先輩は絶望的な表情になり下を向いた。
「コタ、安心しろ。テストだけが全てじゃねぇぞ」
声のするドアの方を向くと、開けたドアに手をついてカッコつけている宮原先輩がいた。
ちなみに小谷先輩は先輩方や友達に『コタ』と呼ばれているみたい。
「ですよね〜敦士先輩。テストなんかで俺が分かってたまるかっての」
どよーんとしていた小谷先輩も復活して、宮原先輩に同調する。この二人は似た者同士で悪ノリを始めるとなかなか止まらないのが欠点だ。
私と優莉、森野先輩は我関せずとばかりに二人の悪ノリが終わるのを静かに待つ。