いつか咲う恋になれ
「俺達勝っちゃいましたけど、先輩方……約束覚えてますよね?」
朝比奈先輩は勝ち誇ったような笑顔をしながら宮原先輩達の方を見ている。
「あぁ、もちろん覚えているさ」
宮原先輩は壇上に上がりニィッと笑みを浮かべる。本当に公開告白なんてするのだろうか。何だか見てるコッチがハラハラしてきた。
体育館にいる生徒が壇上に注目する中、ふと視線を感じ真尋先輩の方を見る。何故か真尋先輩は私の方を見ている。
何だろう?真尋先輩の視線が何かを訴えているような気がした。
私と目が合うと真尋先輩は片手を顔の前に持ってきて、まるで『ごめん』と言っているようなポーズをとる。
それにどんな意味があるのか、私は頭をフル回転させて考えた。
真尋先輩は謝るようなポーズをしたけど何に謝ってる?……いや思い当たる節もないし、もしかしてこれから何か迷惑をかけるって事?
迷惑かける……公開告白……
そういえばさっき宮原先輩と真尋先輩は何か話してたし、何か企んでるのかな。
まさか!?
「優莉、香月先輩がこっち見てる」
「え?あら本当ね。どうしたのかしら」
壇上を見つめている優莉にコソッと声をかける。多分、真尋先輩は私ではなく私達を見たのだと思ったからだ。
朝比奈先輩は勝ち誇ったような笑顔をしながら宮原先輩達の方を見ている。
「あぁ、もちろん覚えているさ」
宮原先輩は壇上に上がりニィッと笑みを浮かべる。本当に公開告白なんてするのだろうか。何だか見てるコッチがハラハラしてきた。
体育館にいる生徒が壇上に注目する中、ふと視線を感じ真尋先輩の方を見る。何故か真尋先輩は私の方を見ている。
何だろう?真尋先輩の視線が何かを訴えているような気がした。
私と目が合うと真尋先輩は片手を顔の前に持ってきて、まるで『ごめん』と言っているようなポーズをとる。
それにどんな意味があるのか、私は頭をフル回転させて考えた。
真尋先輩は謝るようなポーズをしたけど何に謝ってる?……いや思い当たる節もないし、もしかしてこれから何か迷惑をかけるって事?
迷惑かける……公開告白……
そういえばさっき宮原先輩と真尋先輩は何か話してたし、何か企んでるのかな。
まさか!?
「優莉、香月先輩がこっち見てる」
「え?あら本当ね。どうしたのかしら」
壇上を見つめている優莉にコソッと声をかける。多分、真尋先輩は私ではなく私達を見たのだと思ったからだ。