いつか咲う恋になれ
「さっきこっちを見てごめんって言ってるようなポーズしてた。もしかして私達この公開告白に巻き込まれるかも」
「そう……じゃあこの公開告白を生徒会のパフォーマンスか何かに持っていくつもりなのかもね」
優莉はフゥッと軽く息を吐き出す。
「やっぱりそう思う?巻き込まれたらどうしたらいいのかな」
「その時は先輩方がフォローしてくれるでしょ」
まだ巻き込まれるって決まった訳じゃないけど、心の準備だけしておこう。
私と優莉が話しているのを見て真尋先輩が動き出した。ヒョイっとカッコよく壇上に上がり宮原先輩からマイクを奪う。
「おや?まさか真尋先輩が公開告白するんですか?」
マイクを奪った真尋先輩に朝比奈先輩が話しかける。
「真尋……マジか」
宮原先輩がそう言うと、真尋先輩は宮原先輩の肩に腕を乗せて、ニッコリ笑って朝比奈先輩の方を見た。
「うちの会長様が公開告白に失敗して、受験に影響でも出たらまずいんでね。俺がやろうかなと」
その瞬間、体育館中に嫌ぁと言う女子生徒の悲鳴といいぞ〜と面白がる男子生徒の声が響き渡った。
「何で失敗する前提なんだよ」
宮原先輩はふてくされた表情で真尋先輩を睨む。
「俺の公開告白の方が盛り上がるし、選手交代いいよね?」
「俺はどっちでも構いませんよ」
真尋先輩は宮原先輩から離れ、ゆっくりと私の方を見る。先輩と目が合っている間、まるで時が止まったかのような感覚になった。
「そう……じゃあこの公開告白を生徒会のパフォーマンスか何かに持っていくつもりなのかもね」
優莉はフゥッと軽く息を吐き出す。
「やっぱりそう思う?巻き込まれたらどうしたらいいのかな」
「その時は先輩方がフォローしてくれるでしょ」
まだ巻き込まれるって決まった訳じゃないけど、心の準備だけしておこう。
私と優莉が話しているのを見て真尋先輩が動き出した。ヒョイっとカッコよく壇上に上がり宮原先輩からマイクを奪う。
「おや?まさか真尋先輩が公開告白するんですか?」
マイクを奪った真尋先輩に朝比奈先輩が話しかける。
「真尋……マジか」
宮原先輩がそう言うと、真尋先輩は宮原先輩の肩に腕を乗せて、ニッコリ笑って朝比奈先輩の方を見た。
「うちの会長様が公開告白に失敗して、受験に影響でも出たらまずいんでね。俺がやろうかなと」
その瞬間、体育館中に嫌ぁと言う女子生徒の悲鳴といいぞ〜と面白がる男子生徒の声が響き渡った。
「何で失敗する前提なんだよ」
宮原先輩はふてくされた表情で真尋先輩を睨む。
「俺の公開告白の方が盛り上がるし、選手交代いいよね?」
「俺はどっちでも構いませんよ」
真尋先輩は宮原先輩から離れ、ゆっくりと私の方を見る。先輩と目が合っている間、まるで時が止まったかのような感覚になった。