いつか咲う恋になれ
「俺はただあそこにいる生徒会の二人が目に入ったから見てただけだよ。それよりコタ、俺達の代わりに公開告白お疲れ様」
真尋先輩はニッコリとして小谷先輩の肩をポンとする。続いて宮原先輩も小谷先輩の肩に手を乗せた。
小谷先輩はというと……ピシッと硬直している。少しして我に帰ったかと思うと、急にワタワタし始めた。
「公開告白って俺がですか!?」
「あぁ、マイクのスイッチも入ったままだから、しっかり音を拾ってお前の気持ちは紗倉さんに伝わったぞ」
宮原先輩がそう言うと、小谷先輩はそろっと私の方を見る。そして目が合うと、小谷先輩はやっちまったぁぁと叫びながら体育館から逃走してしまった。
「ねぇ優莉、これって……生徒会パフォーマンス……でいいんだよね?」
どこまでが生徒会パフォーマンスか分からなくて優莉に確認する。
「……さぁ、どうかしら」
何か周りの生徒から注目浴びてるんですけど……私、この後どうするのが正解なのでしょうか?
こうして騒動に巻き込まれて、今年の部活祭は終わった。
部活祭終了後、生徒会室で反省会が行われた。
「コタのやつ遅いな」
椅子に座っている宮原先輩がイライラしながら足を揺らしている。
「まぁひと騒動の後ですし、ここに来づらいんじゃないですか?」
森野先輩がフォローを入れる。でも何で小谷先輩が生徒会室に来づらいのか私だけ分かっていない。
パフォーマンスの後だから?やっぱり恥ずかしかったのかな、と思っていた。
仕方なく小谷先輩抜きで反省会をしようかとしていたその時、生徒会室のドアが少しだけ開き、ドアの隙間から小谷先輩がじぃっと中を見てきた。
真尋先輩はニッコリとして小谷先輩の肩をポンとする。続いて宮原先輩も小谷先輩の肩に手を乗せた。
小谷先輩はというと……ピシッと硬直している。少しして我に帰ったかと思うと、急にワタワタし始めた。
「公開告白って俺がですか!?」
「あぁ、マイクのスイッチも入ったままだから、しっかり音を拾ってお前の気持ちは紗倉さんに伝わったぞ」
宮原先輩がそう言うと、小谷先輩はそろっと私の方を見る。そして目が合うと、小谷先輩はやっちまったぁぁと叫びながら体育館から逃走してしまった。
「ねぇ優莉、これって……生徒会パフォーマンス……でいいんだよね?」
どこまでが生徒会パフォーマンスか分からなくて優莉に確認する。
「……さぁ、どうかしら」
何か周りの生徒から注目浴びてるんですけど……私、この後どうするのが正解なのでしょうか?
こうして騒動に巻き込まれて、今年の部活祭は終わった。
部活祭終了後、生徒会室で反省会が行われた。
「コタのやつ遅いな」
椅子に座っている宮原先輩がイライラしながら足を揺らしている。
「まぁひと騒動の後ですし、ここに来づらいんじゃないですか?」
森野先輩がフォローを入れる。でも何で小谷先輩が生徒会室に来づらいのか私だけ分かっていない。
パフォーマンスの後だから?やっぱり恥ずかしかったのかな、と思っていた。
仕方なく小谷先輩抜きで反省会をしようかとしていたその時、生徒会室のドアが少しだけ開き、ドアの隙間から小谷先輩がじぃっと中を見てきた。