いつか咲う恋になれ
まず制服から着替えて、何か食べて薬を飲んで……
色々考えながら部屋に入り、鞄を放り投げてベッドに倒れるようにダイブする。
「……全部面倒くさいや」
具合が悪いせいか何もやる気がしない。どうでもいいという気持ちになっていた。
でもベッドにうつ伏せになったままボーッとしているけど、頭に出てくるのは真尋先輩とさっきの彼女の事ばかり……
もう嫌だ、嫌だ嫌だ……
何でこんなに真尋先輩の事が気になるの?
枕に顔を埋めて必死に頭の中から先輩を追い出そうとする。そしてちょうどその時、私の携帯が鳴り始めた。
放り投げた鞄の中から携帯音が鳴っている。取りに行くのも面倒だと思いしばらく放置するけど、やっぱり気になった。
ゆっくりと起き上がり携帯を取りに行く。
……真尋先輩から?
着信は真尋先輩からだった。私は慌てて電話に出る。
「も、もしもし」
「もしもしさっき敦士に聞いたよ。やっぱり体調良くなかったんだって?ちゃんと家でゆっくりしてる?」
まさか真尋先輩の事で頭がいっぱいになってます……なんて言えない。
「はい、ゆっくり……してます」
「お家の人はしばらく仕事でいないって言ってたけど、もう帰って来た?」
「まだですけど……」
「それは心配だね。後で様子見に穂花ちゃんの家に行っていい?」
「えっ……」
その後、私は『はい』と返事をして先輩に住所を教えて電話を切った。
色々考えながら部屋に入り、鞄を放り投げてベッドに倒れるようにダイブする。
「……全部面倒くさいや」
具合が悪いせいか何もやる気がしない。どうでもいいという気持ちになっていた。
でもベッドにうつ伏せになったままボーッとしているけど、頭に出てくるのは真尋先輩とさっきの彼女の事ばかり……
もう嫌だ、嫌だ嫌だ……
何でこんなに真尋先輩の事が気になるの?
枕に顔を埋めて必死に頭の中から先輩を追い出そうとする。そしてちょうどその時、私の携帯が鳴り始めた。
放り投げた鞄の中から携帯音が鳴っている。取りに行くのも面倒だと思いしばらく放置するけど、やっぱり気になった。
ゆっくりと起き上がり携帯を取りに行く。
……真尋先輩から?
着信は真尋先輩からだった。私は慌てて電話に出る。
「も、もしもし」
「もしもしさっき敦士に聞いたよ。やっぱり体調良くなかったんだって?ちゃんと家でゆっくりしてる?」
まさか真尋先輩の事で頭がいっぱいになってます……なんて言えない。
「はい、ゆっくり……してます」
「お家の人はしばらく仕事でいないって言ってたけど、もう帰って来た?」
「まだですけど……」
「それは心配だね。後で様子見に穂花ちゃんの家に行っていい?」
「えっ……」
その後、私は『はい』と返事をして先輩に住所を教えて電話を切った。