いつか咲う恋になれ
この感情の答えは?ー真尋sideー
終業式が終わり生徒会室に向かう途中、廊下で敦士と会った。
「やっと夏休みだな〜」
「敦士、余裕じゃん。受験生って事忘れてない?」
「たまには息抜きも必要だろ」
下らない話をしながら生徒会室へ向かう。生徒会室に着くと、すでに穂花ちゃんと美園さんが中にいた。
挨拶して机に鞄を置くと、ある事に気づく。
あれ?穂花ちゃん何か顔色悪いな。もしかして体調悪いんじゃ……しばらくじぃっと穂花ちゃんを見て様子を見る。
「紗倉さん、具合悪い?」
「えっ……少し風邪気味ですけど全然大丈夫です」
「ならいいけど……」
本人は大丈夫って言うけど、絶対無理してると思う。心配だな。
それにしても何か廊下が騒がしいな。何事かと思っていると生徒会室のドアが開き、同じクラスの奴が俺を呼んだ。
あいつらのあのニヤつき方……何か企んでないか?
そこに現れたのは俺の元カノの椎野さんだ。久しぶりだけど、何でうちの学校にいるんだ?
「あっ……ごめんね、真尋君。門のところで待ってたんだけど……」
待ち合わせしてたわけじゃないし、突然来られても困るんだけど……帰れって言うわけにもいかないしな。
さてどうしたものか、と考えてると敦士が『彼女と話をしてこい』と目で無言の合図を送ってきた。
「悪い、先に帰るわ」
気は乗らないけど、このまま生徒会室にいるのも気まずいし、取り敢えず俺は彼女を連れてこのまま帰る事にした。
「やっと夏休みだな〜」
「敦士、余裕じゃん。受験生って事忘れてない?」
「たまには息抜きも必要だろ」
下らない話をしながら生徒会室へ向かう。生徒会室に着くと、すでに穂花ちゃんと美園さんが中にいた。
挨拶して机に鞄を置くと、ある事に気づく。
あれ?穂花ちゃん何か顔色悪いな。もしかして体調悪いんじゃ……しばらくじぃっと穂花ちゃんを見て様子を見る。
「紗倉さん、具合悪い?」
「えっ……少し風邪気味ですけど全然大丈夫です」
「ならいいけど……」
本人は大丈夫って言うけど、絶対無理してると思う。心配だな。
それにしても何か廊下が騒がしいな。何事かと思っていると生徒会室のドアが開き、同じクラスの奴が俺を呼んだ。
あいつらのあのニヤつき方……何か企んでないか?
そこに現れたのは俺の元カノの椎野さんだ。久しぶりだけど、何でうちの学校にいるんだ?
「あっ……ごめんね、真尋君。門のところで待ってたんだけど……」
待ち合わせしてたわけじゃないし、突然来られても困るんだけど……帰れって言うわけにもいかないしな。
さてどうしたものか、と考えてると敦士が『彼女と話をしてこい』と目で無言の合図を送ってきた。
「悪い、先に帰るわ」
気は乗らないけど、このまま生徒会室にいるのも気まずいし、取り敢えず俺は彼女を連れてこのまま帰る事にした。