いつか咲う恋になれ
先輩達の過去とその先
夏休みも後半になり、今日は駅で待ち合わせをしていた。
「ごめん、待った?」
「大丈夫よ。さっ行きましょ」
電車を降り改札を抜けて駅前に出ると、既に優莉が待ち合わせ場所に来ていた。時間は午前10時ちょっと前、待ち合わせにギリ間に合ったかな。
優莉の私服姿、ファッション誌に出てきそうなモデルみたい。一緒に歩いている時、何回か大学生っぽい人に声をかけられたけど優莉は慣れた感じで見事にスルーしていた。
今日、優莉と待ち合わせた理由は頼み事をされたからだ。
真尋先輩から新作ケーキを試食して欲しいと言われ、今優莉と真尋先輩の家の下にあるケーキ屋へ向かっている。
ケーキ屋の近くまで来たけど、私達は思わず足を止めた。ケーキ屋にはテンション高めの女子の列が出来ている。
何事?私達もこの列に並ばないといけないのかな。
「おっす、お二人さん」
呆然とケーキ屋の列を見ていると、私達に気づいた宮原先輩が声をかけてきた。
「宮原先輩、こんにちは」
私が挨拶すると、優莉も頭をペコっと下げる。
「二人も真尋に呼ばれたんだろ?じゃあ行こうぜ」
「何処にですか?」
「真尋ん家。鍵と新作ケーキ預かってきたから」
そう言って新作ケーキが入っている箱と真尋先輩の家の鍵を私達に見せてきた。
「ごめん、待った?」
「大丈夫よ。さっ行きましょ」
電車を降り改札を抜けて駅前に出ると、既に優莉が待ち合わせ場所に来ていた。時間は午前10時ちょっと前、待ち合わせにギリ間に合ったかな。
優莉の私服姿、ファッション誌に出てきそうなモデルみたい。一緒に歩いている時、何回か大学生っぽい人に声をかけられたけど優莉は慣れた感じで見事にスルーしていた。
今日、優莉と待ち合わせた理由は頼み事をされたからだ。
真尋先輩から新作ケーキを試食して欲しいと言われ、今優莉と真尋先輩の家の下にあるケーキ屋へ向かっている。
ケーキ屋の近くまで来たけど、私達は思わず足を止めた。ケーキ屋にはテンション高めの女子の列が出来ている。
何事?私達もこの列に並ばないといけないのかな。
「おっす、お二人さん」
呆然とケーキ屋の列を見ていると、私達に気づいた宮原先輩が声をかけてきた。
「宮原先輩、こんにちは」
私が挨拶すると、優莉も頭をペコっと下げる。
「二人も真尋に呼ばれたんだろ?じゃあ行こうぜ」
「何処にですか?」
「真尋ん家。鍵と新作ケーキ預かってきたから」
そう言って新作ケーキが入っている箱と真尋先輩の家の鍵を私達に見せてきた。