いつか咲う恋になれ
宮原先輩の後をついて行き、真尋先輩の家に入る。何だか手慣れた感じで宮原先輩は部屋に入っていくけど、真尋先輩は留守みたいだ。
「あの、香月先輩は?」
「真尋?アイツなら今、下のケーキ屋でバイト中」
なるほど、あの店の前の女子達は真尋先輩目当てだったのか。いや、それより気になるのが……
「香月先輩、バイトしてるんですか?」
「ははは。まぁバイトって言っても……」
宮原先輩が話をしている途中、真尋先輩が帰ってきた。私との会話を中断して、宮原先輩は座ったまま顔だけ真尋先輩の方を向ける。
「お疲れさん。意外と早く解放されたな」
「まぁね。二人も今日はありがとう。店長がケーキの感想よろしくって言ってるから早速食べてもらっていいかな」
そう言って真尋先輩はケーキを乗せる皿とフォークを準備し、コーヒーを入れてくれた。
「頂きます」
真尋先輩のバイトの話が気になるけど、出された新作ケーキを食べてみる。
キウイやベリー系のフルーツが乗った夏っぽい彩りに、クリームも甘さ控えめかな。後味がさっぱりしていて食べやすい。
「美味しいです」
さらにもう一口食べて思わず笑顔が溢れる。優莉と宮原先輩も美味しそうに食べていた。
「良かった。店長にも好評だったと伝えておくよ」
私達の感想を聞くと真尋先輩は椅子から立ち上がり、自分の部屋に入っていった。
「あの、香月先輩は?」
「真尋?アイツなら今、下のケーキ屋でバイト中」
なるほど、あの店の前の女子達は真尋先輩目当てだったのか。いや、それより気になるのが……
「香月先輩、バイトしてるんですか?」
「ははは。まぁバイトって言っても……」
宮原先輩が話をしている途中、真尋先輩が帰ってきた。私との会話を中断して、宮原先輩は座ったまま顔だけ真尋先輩の方を向ける。
「お疲れさん。意外と早く解放されたな」
「まぁね。二人も今日はありがとう。店長がケーキの感想よろしくって言ってるから早速食べてもらっていいかな」
そう言って真尋先輩はケーキを乗せる皿とフォークを準備し、コーヒーを入れてくれた。
「頂きます」
真尋先輩のバイトの話が気になるけど、出された新作ケーキを食べてみる。
キウイやベリー系のフルーツが乗った夏っぽい彩りに、クリームも甘さ控えめかな。後味がさっぱりしていて食べやすい。
「美味しいです」
さらにもう一口食べて思わず笑顔が溢れる。優莉と宮原先輩も美味しそうに食べていた。
「良かった。店長にも好評だったと伝えておくよ」
私達の感想を聞くと真尋先輩は椅子から立ち上がり、自分の部屋に入っていった。