いつか咲う恋になれ
それから帰りに真尋先輩の家の下にあるケーキ屋に寄った。
「あら、もう帰るの?ちょっと待ってね」
先程のパティシエさんが私に気づき、ケーキを箱に詰め始める。
「はい、これお土産。私の自信作だから家で食べて」
「そんな申し訳ないです。お支払いします」
私は鞄から急いで財布を取り出す。
「あはは、いいって。その代わりまたケーキ食べに来てね」
パティシエさんの笑った顔、う〜んやっぱり見た事あるような……
「はい。ありがとうございます」
ケーキを受け取り笑顔でお礼を言った。パティシエさんはショートカットが似合う美人で明るくて……なんか憧れちゃう。
「ふふ、真尋の彼女が穂花ちゃんみたいな子で良かったわ」
「いえ、わ、私は真尋……香月先輩の彼女ではないです。ただの後輩で……」
私は手を横に振り慌てて否定する。言葉もカミカミで顔も赤くなって、動揺してるの丸分かりだ。
「真尋から聞いてるかもしれないけど、私はこの店で店長兼パティシエをやってる香月 橙子って言います。よろしくね」
「えっ香月ってもしかして……」
動揺をピタッと抑え、恐る恐る尋ねる。
「そう。真尋の母です」
ニッコリと答えるその姿、そうだ……真尋先輩にそっくりなんだ。
じゃあ真尋先輩はこの店でバイトしてるんじゃなくて手伝いをしてるんだ。
「あっ私が真尋の母親っていうのは内緒ね。これ以上真尋目当ての女子が来ると大変だから」
人差し指を口に当ててニッコリする。その仕草に真尋先輩の姿を重ねてしまい、少し見惚れてしまった。
「あら、もう帰るの?ちょっと待ってね」
先程のパティシエさんが私に気づき、ケーキを箱に詰め始める。
「はい、これお土産。私の自信作だから家で食べて」
「そんな申し訳ないです。お支払いします」
私は鞄から急いで財布を取り出す。
「あはは、いいって。その代わりまたケーキ食べに来てね」
パティシエさんの笑った顔、う〜んやっぱり見た事あるような……
「はい。ありがとうございます」
ケーキを受け取り笑顔でお礼を言った。パティシエさんはショートカットが似合う美人で明るくて……なんか憧れちゃう。
「ふふ、真尋の彼女が穂花ちゃんみたいな子で良かったわ」
「いえ、わ、私は真尋……香月先輩の彼女ではないです。ただの後輩で……」
私は手を横に振り慌てて否定する。言葉もカミカミで顔も赤くなって、動揺してるの丸分かりだ。
「真尋から聞いてるかもしれないけど、私はこの店で店長兼パティシエをやってる香月 橙子って言います。よろしくね」
「えっ香月ってもしかして……」
動揺をピタッと抑え、恐る恐る尋ねる。
「そう。真尋の母です」
ニッコリと答えるその姿、そうだ……真尋先輩にそっくりなんだ。
じゃあ真尋先輩はこの店でバイトしてるんじゃなくて手伝いをしてるんだ。
「あっ私が真尋の母親っていうのは内緒ね。これ以上真尋目当ての女子が来ると大変だから」
人差し指を口に当ててニッコリする。その仕草に真尋先輩の姿を重ねてしまい、少し見惚れてしまった。