君を愛する資格。
ふたりとひとつ
「次はサッカーしよう!はやく!」
「まってよしゅう〜〜!」
ほとんど背丈の変わらない二人の少年
ボールを持ちながら太陽のような笑顔で笑う少年、
古川秀。
その後ろを追いかける物静かな黒髪の少年、
赤瀬春。
二人は家が隣の幼なじみで、誰が見ても仲の良い二人。
「はる!ぼくたちずーっと一緒にいような!」
「もちろん!」
そう浜辺で誓った二人を夕日が照らす
ふたつの影がひとつになる
「そうだ!ぼくたちがずっと友達でいられるように_______________
< 1 / 19 >