君を愛する資格。
秀が引っ越してきた家が隣だったこともあり、
俺たちはすぐに仲良くなった。
毎朝8時 秀が家に迎えに来てくれて、近くの浜辺で遊んでから幼稚園に行くのが日課だった。
帰りは俺の母親の仕事が遅いので、秀の母親が
一緒に送ってくれた。
その後は秀の家にお邪魔するか、俺の家でおしゃべりをするか
俺にはとても贅沢だった
たまにいつもより早く帰ってくる母親に
今日はこんなことがあった
こんなことが楽しかった
と話すと、母親は笑顔で聞いてくれた
暗かった部屋に明かりがつく
俺は本当に幸せだった