一夜限りの恋人は敵対企業のCEO⁈【後日談有】
シャワーを別々に浴びたあと、二人でドイツワインとフルーツで一日の余韻に浸っていたら、ネイトが私の腰に手を回してきた。
『明日、見立てたドレスが届く。エステも頼んであるし、朝から忙しい。玲奈、今日は早く寝るぞ』
そんなことを言っていたのに、止まらなかったのはネイトだ。
ねだってしまったのは私だけど。
……墜落するように寝入ってから、まだ数時間しか経っていない。
*****
分厚いカーテンに遮られて、外がどれくらい明るいのかわからない。
フットライトの薄明かりのなか、ネイトの逞しいシルエットがぼんやりと見える。
彼は裸のまま立って電話しているみたい。
『×⭐︎€%!!』
相手がなにを言っているかはわからないけれど、激していることだけは察せられた。
「ネイト?」
「玲奈。起こしてしまったか、すまない」
「どうしたの?」
し、と指をあてられた。
「切れた……」
わざとらしくつぶやくと、なんとネイトは電話を切ってしまった。
『明日、見立てたドレスが届く。エステも頼んであるし、朝から忙しい。玲奈、今日は早く寝るぞ』
そんなことを言っていたのに、止まらなかったのはネイトだ。
ねだってしまったのは私だけど。
……墜落するように寝入ってから、まだ数時間しか経っていない。
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分厚いカーテンに遮られて、外がどれくらい明るいのかわからない。
フットライトの薄明かりのなか、ネイトの逞しいシルエットがぼんやりと見える。
彼は裸のまま立って電話しているみたい。
『×⭐︎€%!!』
相手がなにを言っているかはわからないけれど、激していることだけは察せられた。
「ネイト?」
「玲奈。起こしてしまったか、すまない」
「どうしたの?」
し、と指をあてられた。
「切れた……」
わざとらしくつぶやくと、なんとネイトは電話を切ってしまった。