COSMOS
「とんこつラーメン」
「は?」
は?
確かに、だ。
自分でも意味が分からない。
けど、脳裏に浮かんだのがとんこつラーメンだったんだから仕方ない。
「早く買ってきてくださーい。ごちそうさまーっす」
「はいはい。分かったよ。とんこつラーメンな。メーカーの指定はないよな?」
「へい」
「じゃ、行ってくる」
私は去り行くその背中を見送った後、公園のベンチに腰かけた。
行って買って戻ってくるまでに1分足す3分足す1分で、5分。
なら、その間はこの風に吹かれてぼーっとしていよう。
今日の疲れとこの名もない気持ちが風にさらわれていくのを願いながら。
「は?」
は?
確かに、だ。
自分でも意味が分からない。
けど、脳裏に浮かんだのがとんこつラーメンだったんだから仕方ない。
「早く買ってきてくださーい。ごちそうさまーっす」
「はいはい。分かったよ。とんこつラーメンな。メーカーの指定はないよな?」
「へい」
「じゃ、行ってくる」
私は去り行くその背中を見送った後、公園のベンチに腰かけた。
行って買って戻ってくるまでに1分足す3分足す1分で、5分。
なら、その間はこの風に吹かれてぼーっとしていよう。
今日の疲れとこの名もない気持ちが風にさらわれていくのを願いながら。