COSMOS
「咲舞ちゃん、おはよう」

「おはよ、羽依。で、話があるのは市ヶ谷くん。ちょっとこっち来て」

「えっ?」


なぜかオレは春日さんに腕を掴まれ、人がいないベランダに出させられた。

東から登ってくる太陽がビンビン当たって眩しい。

オレは春日さんが視界から消えない程度に目を細めた。


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