COSMOS
「橋本さん、こいつ寝ますよ」

「仕方ない。どれだけ痛い目見てもどうせ吐かないだろう。このままにしておけ」

「そうですね。どうせ、辞めさせられますもんね」

「違うよ。自ら辞めるんだ。はーっはっはっは!はーっはっはっは!」


その高笑いだけが、もやもやとした不明瞭な意識の中でいつまでも耳の奥で響いていた。


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