COSMOS
今オレたちがやっているのは、バレンタイン当日に決行する"告白代行サービス"の事前打ち合わせだ。
これを提案したのは、見当がつくとは思うが、部長の久遠である。
何でもこの部にオレが入ったことで、告白の成功率がぐーーんと伸びるとかなんとか言って、反論を述べる隙も与えられぬ間にゴーサインを出されてしまった。
ということで、オレも告白代行をやらなければならない。
しかも、今のところ予定ではオレの担当は20人だ。
自分で告白出来ないシャイ男子のためにオレが動くという訳だ。
「ワンコ、ぼーっとしてないで早く出して下さい」
「あ、ごめん」
オレは20人ものメアドをコピーして久遠のスマホに送った。
このお方の人使いが荒いのは相変わらずで、自分は告白代行サービスは行わない。
ひなさんと共に指示係りとしてオレたち3人に同行するらしい。
だが、バレンタインに何ももらえない男子達を哀れんで、手作りクッキーを作るらしく、そこは気合いを入れてやるとのこと。
自分が恥をかくことは決してやらない、見た目通りプライドの高い女だ。
逆に言えばそのくらいでないと、部長など務まらないのだ。
ってことを最近知った。
これを提案したのは、見当がつくとは思うが、部長の久遠である。
何でもこの部にオレが入ったことで、告白の成功率がぐーーんと伸びるとかなんとか言って、反論を述べる隙も与えられぬ間にゴーサインを出されてしまった。
ということで、オレも告白代行をやらなければならない。
しかも、今のところ予定ではオレの担当は20人だ。
自分で告白出来ないシャイ男子のためにオレが動くという訳だ。
「ワンコ、ぼーっとしてないで早く出して下さい」
「あ、ごめん」
オレは20人ものメアドをコピーして久遠のスマホに送った。
このお方の人使いが荒いのは相変わらずで、自分は告白代行サービスは行わない。
ひなさんと共に指示係りとしてオレたち3人に同行するらしい。
だが、バレンタインに何ももらえない男子達を哀れんで、手作りクッキーを作るらしく、そこは気合いを入れてやるとのこと。
自分が恥をかくことは決してやらない、見た目通りプライドの高い女だ。
逆に言えばそのくらいでないと、部長など務まらないのだ。
ってことを最近知った。