<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて


気づいた時には私はベッドに寝かされ、優生が馬乗りのように私の上にいた。


「ごめん。今日は寝かせられないかも」

「ゆうっ」


私の言葉を吸い取るかのように重なる唇。

最初は触れるだけだったのに、どんどん激しくなり、舌を絡める濃厚なキスへと変わる。


チュッと音を立て、優生は少し顔を離してうっすら瞳を開けた。

長いまつ毛が目元に影を落とす。


「……」


思わず見入っていると、目と目が合い、再び激しく口づけられる。


「月那、愛してる」


その言葉を合図に私達の夜が始まった。









目が覚めると、まだ満月が私達を照らしていた。

だけど、優生がそばにいなくて。


「優生……?」


どこにいるの……?
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