きみのこと、極甘にいじめたい。
生贄は嫌われる
◇
今日からバイト6連勤だな、なんて絶望的な気分で登校していたら、「おはよっ」って後ろから肩を叩かれた。
振り返ると、わかなが居た。
あたしより高い身長の彼女。
巨乳美人という最強の容姿をしているのに、さらに性格は明るく優しい人望の塊ときた。わかなはダンス部の次期部長候補らしい。
とにかくそんなわかなが、いつもの数倍輝いて見えるのは、何で?
「おはよ……、なんかわかな、目、キランキランしてない?」
「え!?」
「なんかいいことでもあったの?」
「素直、なんでわかるのー!?」
両頬に手を当てて、見開く目が明らかにきらきらしてるからだよ!
「ちょっと聞いて」と小声で会話しながら、通学路を歩いている。
「実はね、理太の誕生日にメッセおくったんだけど、」
「理太!? って夏八木理太!?」
「うんうん。なんでそんなびっくりするの?」
「いや、なんでもない。……あ!」
もしかして、理太に電話かけた相手って……わかな?
「電話はしたの?」
「電話?してないよ! メッセだけ! ねーほら、これ見てよ!」
と差し出されたスマホのトーク画面。
読んでいいのかな!?って迷ったのは一瞬だけ。
だって見たいもん。
今日からバイト6連勤だな、なんて絶望的な気分で登校していたら、「おはよっ」って後ろから肩を叩かれた。
振り返ると、わかなが居た。
あたしより高い身長の彼女。
巨乳美人という最強の容姿をしているのに、さらに性格は明るく優しい人望の塊ときた。わかなはダンス部の次期部長候補らしい。
とにかくそんなわかなが、いつもの数倍輝いて見えるのは、何で?
「おはよ……、なんかわかな、目、キランキランしてない?」
「え!?」
「なんかいいことでもあったの?」
「素直、なんでわかるのー!?」
両頬に手を当てて、見開く目が明らかにきらきらしてるからだよ!
「ちょっと聞いて」と小声で会話しながら、通学路を歩いている。
「実はね、理太の誕生日にメッセおくったんだけど、」
「理太!? って夏八木理太!?」
「うんうん。なんでそんなびっくりするの?」
「いや、なんでもない。……あ!」
もしかして、理太に電話かけた相手って……わかな?
「電話はしたの?」
「電話?してないよ! メッセだけ! ねーほら、これ見てよ!」
と差し出されたスマホのトーク画面。
読んでいいのかな!?って迷ったのは一瞬だけ。
だって見たいもん。