お隣さんは裏アリ王子
「……水瀬君、変じゃ、ない?」
そう聞くと水瀬君は、そっぽを向いてしまった。
え、変だった?
「カーディガン着せたのは、失敗だったな」
え、カーディガンが変なの?
「じゃあ、脱ぐ」
袖から自分の腕を引き抜くと慌てた水瀬君に止められた。
「いや、脱ぐな」
「だって、カーディガンが変なんじゃ」
もしかして、水着も変とか?
だからその水着が透けて見えるカーディガンを着せるんじゃなかったってこと?
「ちげーよ。その……」
水瀬君は、少し照れながら話す。
「似合ってて、可愛いから。他のやつに見せたくねー」
似合ってるって、言った?
可愛いって言った?
その言葉だけで、もう十分。
もう、帰ってもいい。
そう聞くと水瀬君は、そっぽを向いてしまった。
え、変だった?
「カーディガン着せたのは、失敗だったな」
え、カーディガンが変なの?
「じゃあ、脱ぐ」
袖から自分の腕を引き抜くと慌てた水瀬君に止められた。
「いや、脱ぐな」
「だって、カーディガンが変なんじゃ」
もしかして、水着も変とか?
だからその水着が透けて見えるカーディガンを着せるんじゃなかったってこと?
「ちげーよ。その……」
水瀬君は、少し照れながら話す。
「似合ってて、可愛いから。他のやつに見せたくねー」
似合ってるって、言った?
可愛いって言った?
その言葉だけで、もう十分。
もう、帰ってもいい。