お隣さんは裏アリ王子
「じゃあ、質問してくから答えてね?朝ごはんは食べた?」


首を横に振る。


残念ながら、先生と言えど初対面じゃ言葉を発せないくらい人見知り。


「夜ご飯は?」


もう一度首を横に振る。


鋭い視線を感じて水瀬君を見れば、なんで食べてねーんだよ、と言いたげに睨まれていた。


そんな視線に耐えながら質問に答えでいった。


いかに昨日の自分の生活が健康に悪かったのかを思い知らされた。


そして、どんどん鋭くなっていく水瀬君の視線が痛かった。
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