お隣さんは裏アリ王子
「んー、スーパー寄ってくから大丈夫だって」
「もっと近い道、あるはずなので……」
いつもなら、ここで承諾してしまうけど今日は違う。
「ねえ、なんで俺がこんなに優しくするか、わかる?」
え、湊さん、みんなに優しいからこれが普通じゃないの?
「なんとも思ってない人を家まで送って行ったりはしないよ」
じゃあ、後輩だからって理由じゃないのかな。
「好きだからだよ、真奈ちゃんが」
「えっ?」
「真奈ちゃんが好きだから、文化祭にも行ったし、いつも送っていくんだよ?」
……っ。
ちゃんと、返事、しなくちゃ。
私は、水瀬君が好きだからって。
「あの…‥私」
「ごめん、後で聞くから」
湊さんは、そう言うと私を抱きしめた。
「もっと近い道、あるはずなので……」
いつもなら、ここで承諾してしまうけど今日は違う。
「ねえ、なんで俺がこんなに優しくするか、わかる?」
え、湊さん、みんなに優しいからこれが普通じゃないの?
「なんとも思ってない人を家まで送って行ったりはしないよ」
じゃあ、後輩だからって理由じゃないのかな。
「好きだからだよ、真奈ちゃんが」
「えっ?」
「真奈ちゃんが好きだから、文化祭にも行ったし、いつも送っていくんだよ?」
……っ。
ちゃんと、返事、しなくちゃ。
私は、水瀬君が好きだからって。
「あの…‥私」
「ごめん、後で聞くから」
湊さんは、そう言うと私を抱きしめた。