お隣さんは裏アリ王子
「なあ、買い物行くぞ」
ファンクラブの人に脅されてから1週間。
帰ろうとしてたら水瀬君に小声でそう言われた。
「えっ?」
手を掴まれ引っ張られて、教室を出る。
うわ、もう、明日、ファンクラブの人に何されるか……。
「お前、食費どうしてる」
あ……。
実は、自分のバイト代から出してる。
もともと食費がかかる方じゃないから、私が出してもどうってことなかった。
「俺が出さねーと交換条件成り立たねーだろ。だからこれから一緒に買い物行く。
それで、俺が出す」
水瀬君は、私が思ってたよりも律儀な人だった。
約束は、絶対に守る人。
「じゃあ、お願いします」
そう言うと水瀬君は、満足そうに頷いた。
ファンクラブの人に脅されてから1週間。
帰ろうとしてたら水瀬君に小声でそう言われた。
「えっ?」
手を掴まれ引っ張られて、教室を出る。
うわ、もう、明日、ファンクラブの人に何されるか……。
「お前、食費どうしてる」
あ……。
実は、自分のバイト代から出してる。
もともと食費がかかる方じゃないから、私が出してもどうってことなかった。
「俺が出さねーと交換条件成り立たねーだろ。だからこれから一緒に買い物行く。
それで、俺が出す」
水瀬君は、私が思ってたよりも律儀な人だった。
約束は、絶対に守る人。
「じゃあ、お願いします」
そう言うと水瀬君は、満足そうに頷いた。