独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。

＊＊＊


「はーい、2人とも早く朝ごはん食べちゃってね？」

「あわわ、小夜さんいつもごめんなさい……！」


「いいのよいいのよ！陽依ちゃんにはいつも瑞月のこと起こしてもらってるから！朝ごはんくらい食べて行って！」


「うぅ、いつもありがとうございます……っ」


あれから瑞月くんが着替えとかをすませて2人で下のリビングへ。


いつもいつも、小夜さんがわたしの分の朝ごはんを用意してくれるのはもはや当たり前の光景みたいになってしまった。


もちろん作ってもらってるから毎日ちゃんとお礼は伝えなきゃって思うの。



それに小夜さんの作ってくれる朝ごはんはいつも美味しくて、レパートリーが豊富で毎日違うものが出てくるから。



わたしが夢中で朝ごはんをパクパク食べ進めていると。


「……ひよ、眠い。肩貸して」

「寝ちゃダメだよ！ほら瑞月くんも朝ごはんちゃんと食べないと！」