独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



「ま、まままって……!ここ保健室……っ」

「うるさいよ、黙って」


「ん……っ」


あっけなく塞がれちゃった唇。

学校で、しかも保健室のベッドで。


すごくイケナイコトをしてる気分。


瑞月くんがしてくるキスは最初は軽く。

だから、流されないように理性を保とうとするんだけど。


少ししたら唇が動いて、やわく噛んで。

このへんから、息がちょっとずつ苦しくなって、頭がボーッとしてくるの。



「そろそろ苦しいでしょ?」

「んぅ……はぁ……っ」


早く口あけてよって、誘うように唇を舌先で軽くペロッと舐めてくる。


「……口あけないと、もっとキスできない」

「ふぅ……んっ」


口元をキュッて結んだら、それに気づいた瑞月くんは、無理やりこじあけるように攻めてくる。


きっと、もっと深いキスするつもり。

でも、これ以上を許したら、あとは瑞月くんの好き放題にされちゃう。

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