独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



「……ぅ、みつ……く……」


クラクラするほど、甘いキス。


全身から力が抜けそうで、理性を保つのが難しくて、繋ぎとめるために思わずベッドのシーツをギュッと握る。



「……ひよも唇少し動かして」


甘い毒が身体中に回ってるせい…にしたい。

言われるがままに、わずかに動かしたら、瑞月くんの下唇をやわく噛んじゃって。



「はあ……いいね。たまんない」


ゆっくり目を開けたら、理由もないのに涙がジワッとたまって。


「涙目とかますますそそられるね」

「うぅ……っ、もう止まって、みつくん……っ」


「……そんな可愛いお願い聞けない。ってか、むしろ煽ってるの気づいてんの?」


どうやら止めたことで、さらに火をつけてしまったみたいで。


キスしたまま、リボンがシュルッとほどかれる音が聞こえて。


「……もっと、しよっか」

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