独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
そういえば、最近配られたっけ。
いつもテストの結果はお世辞でもいいとは言えないほうで。
いつもテスト前は瑞月くんに勉強をみてもらってるから、赤点は取らずになんとかここまできたんだけど。
「見たなら、なぜ焦ってないんだお前は!」
「え??」
「え??じゃないだろう!お前今回の期末で何教科赤点ギリギリだったと思ってるんだ!」
「えっと、2教科……」
「違う!4教科だ!」
「えぇ!?」
あれ、なんか増えてる!
わたしのこの反応に先生は呆れ気味。
「しかも……俺が担当してる物理がいちばん悪いとは何事だ……。先生の授業がそんなわかりにくいか?」
怒ってるのかと思ったら、今度は悲しそうに落ち込んでるし!
先生、感情の起伏が激しすぎる!
「い、いえいえ!先生の授業はとってもわかりやすいです!」
「綾瀬……全然フォローになってないぞ。テストの点がすべて物語っているからな」
「うっ」