独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



わたしたちが浴衣に着替えてる間、瑞月くんと天木くんは旅館のほうに荷物を運んでくれていたみたいで。


タイミングよくこっちに戻ってきたみたい。


幸花ちゃんが笑顔で天木くんのもとに駆け寄っていったら。


「はぁ、なんで俺の幸花はこんな可愛いのかな」

相変わらず幸花ちゃんラブな天木くんは頭を抱えちゃってる。


「浴衣ね、陽依ちゃんとお揃いなんだよ〜?髪型もねお揃いにしてもらったの!」


「うん、もうすごく可愛いよ。瑞月以外の男がここにいなくてよかったよ」


2人とも変わらずにラブラブで羨ましいなぁって見ていたら。



「うぎゃっ……どうしたの、みつくん!」

急に後ろからガバッと抱きつかれてびっくり。


「何その浴衣」

「似合ってない、かな」


「死ぬほど似合ってる。今すぐ脱がしたいくらい」

「ぬ、ぬがっ、?」


今日の瑞月くんのテンションいまいちつかめないの。

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